2011年4月20日水曜日

レバー式アコーディオン門扉錠


与件と課題

住宅のガレージなどに使われているアコーディオン門扉。
門柱と門扉がずれて、開けにくい・閉めにくいと感じたことはありませんか?
これは、施工時に、門柱と門扉の高さ合わせがが難しいために起こります。
SKB のひらめき機構設計チームは、この問題の解決に並行して、ユニバーサルデザインをも考慮した「これまでにないハンドル」の開発に取り組みました。

コンセプトと機構設計

<レバー式アコーディオン門扉錠>は、カマを横向きに配置することで、門柱と門扉が上下方向に大きくズレてしまっても、問題なく開け閉めできる設計としました。

操作部は一般的な回転ハンドルではなく、「引き金」のようなレバー付き固定ハンドルを採用。
レバーをグリップごと握ると解錠される仕組みで、「ハンドルを握る→門扉を開ける」という一連の動作がさらにスムーズになりました。


内部の機構もひらめきに満ちています。
ハンドル上部ブリッジのきわめて小さなスペースに、スライド運動と回転運動を組み合わせた「リンク機構」を内蔵しています。
レバーの動きを、遠く離れたカマへと伝えるこの機構により、これまでにないアクションとハンドルデザインを実現しました。

SKB | 開口制限などの機構設計ソリューション