2011年8月1日月曜日

自然に閉まる引戸ユニット(ルームクローザー)





与件と課題

こどもや高齢者にも快適な室内引戸を実現したい。
SKBは従来の引戸がもつ問題点に注目してきました。
古くなった引戸はこどもや老人には開閉が困難で、家庭内の人の行き来にも支障をきたします。
また扉の引き残しは室内空間の調和を損ね、家族の団欒も落ち着きません。
開閉の衝撃は騒音だけでなく、事故をも誘発するもっとも大きな問題点です。
そこでSKBひらめき機構設計チーム考えました。
静かで軽い動作の、自然に閉まる引戸が実現できれば、落ち着きと調和のある新しい日本のライフスタイルに貢献できるのではないだろうか。

コンセプトと機構設計

デザイナーにも使ってもらえる、インテリアをそこねない引戸ユニットの実現。
そのためにはコンパクト化が最重要課題でした。
従来品は衝撃吸収用のエアシリンダーをレールに固定していましたが、これでは高さを抑えることができません。
SKBひらめき機構設計チームは、エアシリンダーを戸車と一緒に走行させるという、今までにない画期的な発想から出発し、機構のすべてをコンパクトなレールに納めることに成功しました。

コンパクトで軽い動作の静音設計。
ルームクローザーは2005年の発売以来、多くのお客様からご好評いただき、順調にシリーズを育てています。


ルームクローザー・シリーズはこちらです。


SKB | 開口制限などの機構設計ソリューション